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zoom RSS 『コードギアス』への道 谷口悟朗監督編

<<   作成日時 : 2006/07/28 12:00   >>

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第6回 演出から監督に



――エルドラン・シリーズ、『新機動武闘伝Gガンダム』と来て、サンライズの仕事が続きます。


谷口 私は担当話数のことを考えるとずっとそればかり考えてしまうんで、複数の作品を掛け持ちするのができないんですよ。サンライズの仕事は1年間続くシリーズが中心だったので、仕事がしやすかった。結果として、という面はあります。
 前回話しましたように、当時のサンライズは生え抜きしか監督になれなかったので、そろそろ出ようかと考えていました。ただ、エルドラン・シリーズで世話になった日高(政光)の兄貴(?)が監督をやるというので、入らせていただいたのが『獣戦士ガルギーバ』です。

――『ガルギーバ』は後に『無限のリヴァイアス』で一緒に仕事をされる平井久司さんがキャラクターデザインをされていますね。


谷口 そうです、それが最初ですね。放送前のことなんですけれど、スタジオで朝から仕事をしているのが私と平井さんだけ、という関係でした(笑)。『Gガンダム』の最後は、『ガルギーバ』のスタジオで原画チェックなどをしていたんですよ。私は原画チェックする時に、セリフを口に出しながら確認するんです。『Gガンダム』でも東方不敗のドスの利いた言い回しのセリフを呟きながら作業していたんですけど、平井さんは作業しながらそれを聞いていたんですね。後で、放送を見なくてもクライマックスの内容がわかった、といわれました(笑)。

――その後は、勇者シリーズの『勇者司令ダグオン』(※2)『勇者王ガオガイガー』(※3)に参加していますね。


谷口 このあたりからサンライズは、外部から監督を呼ぶケースが増えていて、その流れでしょうか、望月智充監督(※4)がサンライズで初めて監督されることになりました。制作の判断で、スタッフにもこれまで勇者シリーズをやったことがないものが少しはいたほうがいいだろうと声がかかって、それが『ダグオン』です。プロデューサーの高森(宏治)さんは、エルドラン・シリーズの時の先輩で、同時期に声をかけていただいたのが、後に『舞-HiME』で一緒に仕事をする古里(尚丈)さんでした。
 次の『ガオガイガー』は、『リヴァイアス』の企画プロデューサーになる小林(真一郎)さんに出会ったり、高橋良輔さん、米たにヨシトモ監督と知り合うことが出来たことが印象深いです。良輔さんに関しては話し出すとこの連載5回分ぐらい使ってしまいますが、どうしましょう? スルーしますか?

――手短にいうとどんな感じでしょうか。


谷口 では一言だけ。天才というのは、ああいう人のことをいうのだと思います。

――その高橋監督の下で助監督を務めた『ガサラキ』(※5)を経て、『リヴァイアス』でついに監督です。


谷口 ありがたいことに『ガオガイガー』が終わるあたりから、監督をやらないか? という話をいただくようになりました。それでサンライズで、だいぶ前に企画だけは決まっていたものの手つかずだった、美少女ゲームとメディアミックスするアニメ企画があるという話になりまして、これが『リヴァイアス』の原点です。
 ただそれが具体的に決まるまでに時間もかかるだろうから、1本先に監督したらどうだろうと。ここで『ガオガイガー』に続く勇者シリーズが決まっていれば、それをやったかもしれませんが、残念なことに流れてしまって……。米たに監督の紹介で、『ONE PIECE〜倒せ!海賊ギャンザック〜』(※6)を監督しています。『ガサラキ』の最初のころと、実はかぶりつつだったのですが。

――監督作としては『ONE PIECE』のほうが先になるのですね。


谷口 そうですね。ただし、自分の感覚としては担当演出としての総決算という感じなんですね。『ガオガイガー』のゲームでもアニメパートの監督として出ていますし。
 『ONE PIECE』は、原作の尾田栄一郎さんと編集の浅田さんと知り合えたのが、私の生き方を少し変えました。どう変わったのかは言えませんが(笑)、結果的に私の原点の一部になりました。スタッフやキャストにも、以降長い付き合いになる方が何人も……。

※1 『獣戦士ガルギーバ』
95年、日高政光監督。ヘブンズティアからやってきたアニマノイド戦士とともに戦う神城桃矢の姿を描く。

※2 『勇者司令ダグオン』
96年。勇者シリーズ第7弾。

※3 『勇者王ガオガイガー』
97年、米たにヨシトモ監督。勇者シリーズ第8弾。

※4 望月智充監督
アニメーション制作会社「亜細亜堂」所属の監督。主な監督作品に『光の伝説』、『きまぐれオレンジ☆ロード あの日にかえりたい』、『海がきこえる』など。

※5 『ガサラキ』
99年、高橋良輔監督。ロボットものに国際政治の要素と伝奇的要素を取り込んだ。

※6 『ONE PIECE〜倒せ!海賊ギャンザック〜』
98年、「ジャンプ・スーパー・アニメツアー'98」上映作品。制作はProductionI.G。

(第7回に続く)

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