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zoom RSS 『コードギアス』への道 シリーズ構成・大河内一楼編

<<   作成日時 : 2006/08/22 11:42   >>

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第6回 軍師としてのシナリオライター



――『コードギアス 反逆のルルーシュ』は『プラネテス』に続いて谷口悟朗監督とのコンビになります。谷口監督にはどういう印象を持っていましたか。

大河内 一番最初に谷口監督を意識したのは、やっぱり『無限のリヴァイアス』(※1)でした。その頃は、普通の視聴者として楽しんでましたね。まだ、アニメの脚本家になる予定がなかったので。
『無限のリヴァイアス』は、とても熱っぽくて、逃げていない作品という印象でした。人々の心情に嘘をついていなくて、主人公も特別な力や才能があったりはしなくて、悩んで悩んで答を出す。その答えも、特別なことではなくて、少年ができる範囲で出せる精一杯の、でも、とても考えられた真摯な回答で。そういう部分がとても好きだったんです。だから『プラネテス』(※2)の依頼がきた時は、まだ原作は読んでいなかったんですが、監督が谷口さんだと聞いて「だったら、やります」と即答しました。

――実際に組んでみて、どうでしたか?

大河内 作品の印象と同様に、逃げない人という印象です。人間の心や社会はもちろん、ギャグをやるのでも徹底的に。妥協のない監督なので、組んで仕事をするのは大変なのですが、こちらが苦労しただけのものを作品という形で返してくれるので、いい取り引きだったと、とても満足しています。今回もう一度組むことにしたのは、「きっと大変な仕事になるだろうけど、絶対に面白い作品にしてくれる」と思えたからなんです。たぶん、この『コードギアス 反逆のルルーシュ』も面白くなりますよ。予想した通り苦労もしてますけど(笑)。

――そういう監督に対して、シナリオライターというのは具体的にどういう役割を果たすんでしょうか。

大河内 谷口作品での僕の立場は「軍師」と捉えています。監督、つまり総大将は作戦の目的を決める人。あの山を攻略しろとか、敵の補給線をたたけとか。それに対して僕は「あの山を攻略するには、直進するルート、迂回するルート、パラシュートを使って空からいく方法があります」と、具体的な攻略方法を提示する役割なんじゃないかと。たとえば、「人間の心の弱さと強さを描きたい」ということなら、「こういうキャラクターを、こういう状況に陥らせるのがいいんじゃないでしょうか?」と。

――では今回の『コードギアス』は、どんな作品になりそうですか?

大河内 ジャンルとして、くくりづらい作品になりそうです。ロボットものとか、立身出世ものとか、復讐劇とか、超能力ものとか、そういう一言では表現するには、どれも違う気がするというか。正直、説明しづらいですね。少なくとも、今まで僕が作ってきた作品のどれとも似ていない。だから、最初に見た方は戸惑うかもしれませんね。「なんだ、この番組?」って(笑)。みなさんが期待している部分には応えつつ、でも、予想は外れる作品になってると嬉しいですね。

――スタッフの編成を見ても、ユニークな作品になりそうですね。

大河内 豪華ですよねー。参加してる自分が言うのも何ですが。だって、キャラクターを描くって部分一つとっても、CLAMPさんがいて、木村さんがいて、千羽さんがいて……って、贅沢すぎです。副シリーズ構成の吉野さんもそうですし、メカの方などでもピンを張れる人が複数集まってて、どんな作品になってくれるのか、僕自身もすごく楽しみです。すごい人たちばかりなので、自分も霞んでしまわないようにがんばります。

――どうもありがとうございました。


※1 『無限のリヴァイアス』
99年。謎の外洋型航宙可潜艦「黒のリヴァイアス」に取り残された少年少女ばかり487人のサバイバル体験を描く。

※2 『プラネテス』
3年。同名原作をベースに、デブリ屋(宇宙ゴミ回収業)の主人ハチマキと、周囲の人々の苦悩と幸福を描く。

(終わり)

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