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zoom RSS 『コードギアス』への道 シリーズ構成・大河内一楼編

<<   作成日時 : 2006/08/11 12:46   >>

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第3回 初めてのシナリオ



――今から振り返ってみて、小説家としての経験がシナリオを書くときに役立っている部分はありますか?

大河内 もちろん役に立ってはいるんでしょうけど、感覚としてはむしろ編集者のほうが役に立ってるかもしれないですね。作家とお客さんの間という中立的な立場で物作りに関われたおかげで、バランス感覚は身に付いた気がします。伝えたい魅力、メッセージ、気持ちを、どうやってお客さんまで届けるかという。今、一緒に仕事をしている副シリーズ構成の吉野(弘幸)さんも編集経験があって、そういう観点から話をしたりしますね。

――ノベライズ作品を並べていくと『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』(※1)は、ちょっと異質な感じですね。

大河内 『08小隊』は、『ナデシコ』の小説の評判がわりと良かったので、「じゃあ、続けてガンダムも書いて」という軽い調子で、スニーカー文庫の編集部から依頼されたんです。
 で、書く前に飯田馬之介監督に挨拶に行ったら、できればアニメと小説は内容を変えてもらいたいって言われてしまって。監督はそう言うけど、全部変えちゃったらサンライズとか、スニーカー編集部とか、何より、お客さんは嫌だろうなあ……と。でも、監督のオーダーを無視するわけにもいかないし。そこで、キャラクターの配置も、舞台も、基点になるエピソードも同じなんだけど、読んだら違うものにみえる手品みたいな小説を書こうと、勝手に自分で課題を設けて(笑)。大変でしたけど、それはそれで楽しかったですね。
 この時に、『08小隊』の設定制作をしていた河口(佳高PD)さんと知り合いました。

――それでシナリオへ道がつながるわけですね。

大河内 はい。小説を書き終わって、別の仕事にとりかかったところで、河口さんから連絡があって。『∀ガンダム』という作品で脚本を書いてみないかと誘われたんです。どうして河口さんが僕を誘ってくれたのかは、未だに分からないんですが(笑)。ひとつは、変わったポジションから人を連れてくれば、シリーズに膨らみが出ると考えたのか、小説のデキを評価してくれたのか、単純に人手がほしかったのか……河口さんにインタビューする時にでも、聞いてみてください(笑)。

※1 『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』。96年。神田武幸・飯田馬之介監督。連邦軍の若き士官シロー・アマダとジオン兵アイナ・サハリンの恋を縦軸に、東南アジアを舞台とする地上部隊の戦闘を描いた。

(第4回に続く)

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